施工管理ってどんな仕事? やりがいを見付けられる会社を選ぶポイント解説

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■ご挨拶


皆さんこんにちは。

広島県広島市を中心に、中国地方で道路インフラ構造物(橋梁やトンネルなど)の予防保全・補修・補強工事を専門に手掛けているアキ・リニューアル株式会社です。


          


施工管理という職業は、さまざまな工事(工種)を管理し社会を支えている重要な存在です。

主な管理要素として、安全・品質・工程・出来形(原価)・環境があるのですが、現場周辺の環境を保全しながら、協力会社と力を合わせ無事故且つ品質基準をクリアし、工期内で完工しなければなりません。

特に補修・補強工事は施工条件(仮設・天候・季節等)にも大きく影響され、工種毎の管理項目が細かくて多く、更には設計変更対応も比較的多い傾向があります。

「仕事内容がきつい」というイメージが強く、特に若い求職者からは敬遠されがちな職業でもあるのではないでしょうか。

実際のところ、施工管理の仕事はきついものなのでしょうか。ここでは、施工管理の仕事内容や、きついといわれる理由、そしてやりがいを見付けられる会社を選ぶ際のポイントを紹介します。


■施工管理ってどんな仕事なの

  


施工管理の仕事は、もちろん工事現場を管理することです。しかし、一口に施工管理といっても、その内容は多岐にわたります。そのためここでは、弊社の得意とする代表的な工種「予防保全工事」「耐震補強工事」「構造物補修工事」の仕事内容を見ていきましょう。


・予防保全設工事


  

            

橋梁などの既設構造物の劣化により懸念されるコンクリート片などのはく落防による第三者災害を、比較的喫緊で防ぐための応急対策工事です。

施工条件を事前に把握し、固定足場や移動足場(橋梁点検車や高所作業車)を用いた仮設計画や、構造図を基に割付図作成。割付図から使用材料数量を算出し、積算・見積・施工計画書や作業手順書に反映させます。

品質管理項目は主に、使用材料検収・あと施工アンカー引張体力・ワイヤーロープ緊張力確認・ワイヤークリップ設置間隔・アンカー設置間隔・接続金具設置間隔・などがあります。

新人が行うのは、CADによる割付図作成や各工程の補助作業、高所作業車の移動などです。ベテランになると、作業員への指示を含めすべての業務をひとりで出来る様になります。


・耐震補強工事


     


 地震大国と呼ばれる我が国の道路インフラ構造物の耐震性能を付加し、倒壊を防ぐための重要な工事です。主な工種として、コンクリート巻立工、せん断補強工、炭素繊維巻立工・落橋防止工・変位制限装置工、鋼板補強工などがあります。

何れの工種も設計図面に基づき、下地コンクリートを整え、補強材となるもの(各種装置・繊維・鋼板・コンクリート・ケーブル・など)を付加するのですが、接着剤やあと施工アンカーボルトなどを用いて、なかには複雑な構成となる付属物を付加することもあり、品質を確保するために使用する材料や作業工程を細かく管理します。

また、既設構造物が設計図面通りであることは稀で、設計変更対応は忙しいものになります。

ひとつの工法に様々な作業を伴いますので、管理する要素も当然ながら多いのです。


・構造物補修工事


  


昔は永久構造物とうたわれていたコンクリートも、昨今懸念されている様々な劣化要因(漏水・塩分・ASR・二酸化炭素・・など)により維持補修・メンテナンスを当たり前に必要とする時代となりました。主な工種として、コンクリートのひび割れ補修、断面修復、表面保護やそれらを複合させた恒久的なはく落防止対策防止工などがあります。

その他、鋼構造物の欠損部補修や防錆塗装などもあります。

特に施工する頻度が高い工種として、ひび割れ補修工、断面修復工、表面保護工があげられますが、使用材料はエポキシやアクリルなどの樹脂や亜硝酸リチウムを含む防錆剤や補修用ポリマーセメントモルタルがあります。

材料の品質管理も細かいですが、橋梁によっては補修箇所が数百箇所におよぶ現場もあり、検測を伴う出来形管理も大変な作業になります。


■施工管理がきついといわれるのはなぜ?


     


施工管理は、昔から「きつい仕事」というイメージが定着しています。これは必ずしも正しいわけではないのですが、否定できない部分が多いのも確かです。施工管理がきついといわれる主な理由を挙げてみましょう。


・体力が必要


             


施工管理の仕事は基本的に朝が早く、日々の現場を終えてからの書類作成業務もありますので、残業が多いイメージがついています。


・事故が多い

          

建設・土木工事の現場は、非常に事故が多く怪我をしやすい場所です。事故の内訳としては、高所からの墜落・転落やはさまれ・巻き込まれ、転倒、資材や道具の飛来・落下などがあります。会社や作業員も労災事故防止のためにいろいろな対策を取っていますが、それでも事故をゼロにはできないのが実情です。


・労働条件がよくない


            


建設・土木業界の過去を振り返ると、全体的に残業が多く、休日も少なく、労働条件がよくない傾向にあります。土日に作業を行わなければならない場合もあり、スケジュールが不安定になりがちです。加えて、現場によっては朝早くから出勤しなければなりません。こちらも労災事故と同様、近年では対策(36協定・働き方改革・4週8休)が進められていますが、古い体質の会社が残っているのも事実です。


■すべての施工管理がきついの? 


       



全体的に見れば、施工管理という仕事にきつい要素が多いのは確かでしょう。しかし前述したように、施工管理の仕事内容にはさまざまな分野があります。そして、会社の方針次第で働く環境が大きく異なるということを知っておくべきです。


わたくしたちが得意とする構造物補修・補強工事の施工管理業務の殆どが公共工事になりますので、昨今、働き方改革が進み弊社も概ね4週8休が実践出来ています。


■施工管理のやりがいとは? 


            

施工管理は苦労することも多い一方、多くの魅力もあります。基本的に学歴や職歴が問われないため、未経験でも本人の努力次第で国家資格や必要な資格を取得し、一流の現場代理人および主任技術者として活躍し、高収入を得ることが可能です。

公共性が高い分野なので、世の中の状況にあまり関係なく仕事があり、将来にわたって安定して働けるというメリットもあります。


           

そして施工管理は、地域社会の発展に必要不可欠な仕事であるとともに、予防保全工事・耐震補強工事・構造物補修工事を通じて人々の安全を守っている仕事です。この「社会を支えている」ということ、経験を重ねるたびに成長できるというやりがいこそが、施工管理の最大の魅力であり、私たちも日々実感しています。社会貢献ができて収入も安定しており、大変さに見合った報酬を得られるのが施工管理職なのです。


■施工管理として働く会社を選ぶ時のチェックポイント


            


施工管理として働くなら、やりがいを見付けられる会社を選びたいものです。そこで就職先を選ぶ時は、以下の5つのポイントをチェックしてみましょう。


[ 理念や方針が明確にあり、実践されていること ]

              


 または実践するために、その会社の価値に直結する部分の在るべき姿を見える化できていること。 

 経営理念は会社で働く人の羅針盤とも言えます。

 理念に沿い行動すること、そして長く務めるほど、成長した自分が会社組織を強くしていること、社会貢献していることに気付けるでしょう。


[ 新人の教育体制 ]


            

いままでの建設・土木工事業界の教育方法は、「見て覚えろ」という方法が取られてきました。それゆえに新人の育つ仕組みが乏しい会社が多く、業界の離職率上昇につながってしまっていると言わざるを得ません。近年ではこの状態から脱却するため、新人の教育制度を充実させる会社が増えています。具体的にどのような教育体制を取っているのか、調べてみるといいでしょう。


[ 残業時間、年間休日、出勤日、有給休暇 ]


        


あたりまえのことですが、残業時間はできるだけ少なく、年間休日はなるべく多いのが理想です。また、土日祝日が固定で休みなのが望ましいでしょう。有給休暇の取得率も高ければ、さらに働きやすい職場といえます。

 残業した際も残業代がきちんと支払われるかどうかも重要ですので確認しておくとよいですね。

昨今、2024年から建設業の時間外労働時間の規制が設けられています。これに合わせて労働環境の改善(働き方改革)を進めている会社も多いので、どの様な取り組みをしているのか、就職・転職の際にはチェックしてみてください。

労働基準法もある程度は知っておくべきですね。

何れにしましても、ワークライフバランスの取れる会社で働きたいものです。


[ 社員の定着率 ]


           



入社した社員がどのくらい定着しているかを示す指標を「定着率」といいます。多くの社員が入社後3年以内に退職するなど、定着率が低い会社は、それだけ労働環境に何かしら問題(ミスマッチ・過酷すぎる・人間関係・・・)を抱えているものと見るべきでしょう。

これは社員の平均年齢にも表れ、平均年齢が極端に若い会社はベテランがいない=人が定着していないと考えられます。

逆に定着率が高ければ、とても働きやすい会社だといえますし、主となる業務を教えることができる人財が居る、育成の仕組みをつくる余力があるとも言えます。

加えて、ベテランと新人(未経験者)の数的なバランスや入社時の価値観の擦り合わせも非常に重要だと思います。


[ DX化および社内インフラの充実度合 ]


        


率先して新しい技術を導入しているかどうかも重要ですのでチェックしておきましょう。

建設業のDX化促進も当然ながら、社内インフラの整備も大切です。

メンバーが留守になりがちな会社では、コミュニケーションツール、設備管理、スケジューリングなどを目的として、グループウェアを導入している会社も増えてきました。

Wifi環境さえあれば、どこでもお仕事ができる情報通信環境も必須ですね。


■最後に

弊社では現在、一緒に働いてくれる仲間を募集しています。一人ひとりに合わせた丁寧な指導スタイルと、資格取得支援などのサポートにより、未経験者でも一流の技術者を目指すことが可能です。


仕事におけるやりがいって?


自身の成長とともに、今まで自分に出来なかったことが出来る様になり、成果として地域社会(お客様)に喜んでいただくことで、会社と自身の評価・成長を実感できた瞬間に生まれるものではないでしょうか。


また、成果を上げるためには下記の公式が成り立つものと考えています。


   「 成果 = 能力 × 熱意 × 考え方 」


能力って人それぞれで異なりますし、能力アップのスピードも様々ですよね。

熱意って何かを想う強さですね。情熱とも言えます。 「思うは招く」です。

考え方は理念や方針、戦略などに捉えて良いかと思います。

前述しました理念や方針は羅針盤であり、会社の大きな方向性を示しますので、会社選びの非常に重要な要素であるとわたしは思います。


弊社では経営理念と技術者として目指すべき理想像を大切にしています。

仕事場(会社)は成果を上げるために構成された組織であるとともに、皆さんの人生を豊かにするために人間力を高める場でもあると思うのです。


     


是非、わたしたちと様々な現場を経験し、一生自分のモノになる技術を身につけ、安定した働き方をしてみませんか? ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

お仕事の依頼や採用に関する相談など、いつでも気軽に連絡をください。



■施工事例はこちら↓

https://www.aki-r.net/gallery



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